肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業は、
B型またはC型肝炎ウイルスが原因の肝がんや重度肝硬変の患者さんの
医療費負担を軽減するための制度です。
肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業は、B型またはC型肝炎由来の肝がんや重度肝硬変患者の医療費負担を軽減する制度です。対象治療(分子標的薬、肝動注化学療法、粒子線治療など)の入院や外来医療費を助成し、過去2年間に高額療養費を超える月が2ヶ月以上あれば、自己負担額は月1万円になります。申請には指定医療機関での相談や必要書類の提出が必要で、医療費軽減と治療研究の促進を目的としています。
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肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について
対象者
- B型またはC型肝炎ウイルスによる肝がん、または重度肝硬変の方。
- 世帯年収が約370万円以下の方。
- 研究への情報提供に同意した方。
助成内容
- 入院、または特定の外来治療(分子標的薬、肝動注化学療法、粒子線治療)の医療費が助成されます。
- 過去2年で高額療養費を超えた月が2ヶ月以上あれば、2ヶ月目以降の自己負担額が月1万円になります。
- 入院の場合、指定医療機関の窓口で1万円を支払います。
- 通院の場合、窓口で一旦自己負担額を支払い、後から都道府県に請求して差額が払い戻されます。
申請方法
- 指定医療機関で医師に相談、同意書にサイン、臨床調査個人票を作成。
- 医療記録票を受け取り、医療記録を記載してもらう。
- 必要書類を揃えて、都道府県に申請。
- 認定後、参加者証が交付されます。
注意点
- 指定医療機関での治療が必要です。
- 高額療養費制度と併用されます。
- 他の公費負担医療との併用で自己負担額が積み重なる場合があります。
- 入院の場合、退院時処方のみでは対象とならない場合があります。
- 医療記録票は、医療費や「月数要件」を把握するために必要です。
- この制度は、医療費の負担を減らし、患者さんがより良い治療を受けられるようにするためのものです。